こんな本を買いました
- マンガでわかる元素118 元素の発見者から意外な歴史、最先端の応用テクノロジーまで (サイエン.../ソフトバンククリエイティブ

- ¥1,000
- Amazon.co.jp
「マンガ」「元素」というキーワードに惹かれて、買ったんですけど。
結論から言うと、とっても面白かったです

この本では、各元素について説明をしつつ、
マンガではその「元素」を発見した科学者、または発見に貢献した
科学者について描かれています。
そう。。。「元素」そのものではなく、「発見した科学者」について、フィーチャーしているところが面白い。
科学者が、どのような苦労の末に、その元素の発見&または製造に至ったのか。
元素名の背後に隠されたストーリーが、とーーーーってもキュートなマンガで描かれているのです。
ご存知ですか??
周期表の元素名ってね。
「金」「銀」「銅」「水素」「ヘリウム」など、古来からある有名元素の他に、元素番号が大きくなればなるほど(重くなればなるほど)近代に発見&または製造された元素が多くなるんです。
そういう元素は、発見と同時に命名権も発見者に生じるので。新しく名付けられる訳ですわー。
そうすると、発見者は「歴代の有名科学者」に敬意を評して、元素名を名付ける事も出てくるわけです。
(あ、もちろん名前付けは自由なので、有名科学者からでなく、たとえばギリシャ神話や大学や国などにちなんだ命名もあります)たとえば、アインスタイニウム(←アインシュタインから命名)
たとえば、キュリウム(←キュリー夫人から命名)
たとえば、マイトネリウム(←マイトナーから命名)
たとえば、レントゲニウム(←レントゲンから命名)
たとえば、コペルニシウム(←コペルニクスから命名)
つまり!
その、元素名を見ると、その元素を発見した人が、誰を(何を)尊敬してたのかってことも見る事ができるわけ(笑)
ひいては、元素を知れば知るほど、歴代科学者について知る事にもなるわけです!
いやー、元素って奥深い。
そんな話を、子供たちとしたこともありました
過去記事
「歴代の有名科学者には、男と女どっちが多い!?」繰り返しますが、
誤解してはいけないのは、その「有名科学者にちなんだ元素名」というのは、その「有名科学者」が発見した元素ではないのですよーーー。
たとえば、キュリー夫人にちなんだ「キュリウム」は、キュリー夫人が発見した元素ではない。
キュリー夫人が発見に貢献した元素は、「ラジウム」と「ポロニウム」。
「キュリウム」は、新元素を発見したヒトが、たまったま(?)キュリー夫人を尊敬してて、たまったま、そんな名前をつけたってだけなんですわ。
そんなこんなで、
スター科学者にちなんだ名をつけられた元素も、その発見の影には多数の科学者の尽力があり。
そんな科学者たちの物語を、このマンガで読み取ることが出来る訳です。
マンガは一つの元素につき一ページしかないので、もちろん端的な物語ではあるのですが、
それでもなお、とっても興味深かったです。
案の定、タロウも、大ハマり!!

アッというまに、彼のウンチクデータベースに
「歴代の科学者話」も加わりました(笑)

「ねぇ知ってる!? アインシュタインとキュリー夫人はお友達だったんだって!」

「ねぇ知ってる? キュリー夫人のとこは、夫も子供もその夫もみーんなノーベル賞取ったノーベル賞家族なんだよ!」

「ねぇ知ってる!? ラボアジェ(という科学者)はねー、(フランス革命で)ギロチンで首を切られてしまったんだよ!」
(↑私はこのエピソードが一番ショッキングでした…偉大な科学者でさえも犠牲になったのねぇ、革命ってやつは)こないだ、タロウの国語プリントを見てたら、こんな文章がまぎれこんでますた
(問題)「…だそうです」をつかって、文を作りましょう。
アーネスト・ローレンスは、天才だそうです。
アーネスト・ローレンス:
サイクロトロン(加速器)という機械を発明した天才科学者。
この、サイクロトロンが新元素の発見&製造に多大なる貢献をしたということです
いやーーもー、
オタクっぷりに、磨きがかかってるわーーーww(嬉)
この本、
- マンガでわかる元素118 元素の発見者から意外な歴史、最先端の応用テクノロジーまで (サイエン.../ソフトバンククリエイティブ

- ¥1,000
- Amazon.co.jp
科学大好き小僧のための、
スター科学者名鑑 としても読めるかもしれない(笑)
。。。
ちなみに、タロウにとっては、長い事

が、
神だったんですけど、
(↑大きくなったら、メンデレーエフになりたいとほざいてた幼稚園児)
過去記事
「大きくなったら、何になる?」メンデレーエフ以外に尊敬すべき科学者がたーーーくさんいることが分かって、いっきに世界が広がったかも(笑)
少なくとも、偉人伝の常連、
「野口英世」「キュリー夫人」「アインシュタイン」「エジソン」だけが科学者ではない、ってことを教えてあげるだけでも。
子供にとっては世界が広がって面白いんじゃないかなーって、思っちゃう母でした。
。。。
オーソドックスな「偉人伝」って、
どーも後付け的な、お仕着せっぽいストーリーが鼻について
あんまり好きじゃないんだなぁ。
(んなこと子供には言いませんがね)
科学者伝でいうと、元素にまつわる、こんなリアルなストーリーのほうが、
ずっと面白いなと思っちゃうんですけど。

クリックしてくださいませ。
携帯の方は こちらをクリック!
スポンサーサイト