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入学式ミサを通じてキリスト教を思う。

タロウの入った学校はカトリック系の学校だったので、入学式前に記念ミサが行われていました。
彼は行かないと言っていましたが、折角だしなぁ。興味あるなぁ。てことで私一人で参加してきましたよ(笑)

子供の頃、近所のカトリック教会の日曜学校に通っていたのですが、その頃を思い出すような荘厳な気持ちになり、なかなか新鮮な体験をしました。

(わたしゃ仏教徒ですが、友達が通っていたのを見てなんとなくかっこよさそうだと思ったのか?キリスト教系の大学に通った母が、教育に良さそうだと思ったのか?なぜだか小学生の一時期、日曜教室に通っていたことがありました)




ミサに参加する際、参加者に配られたパンフレットを徒然読んでいたら、

「私は、思い、言葉、行い、怠りによって、たびたび罪を犯しました。聖母マリア、全ての天使と星人、兄妹の皆さん、罪深い私のために神に祈ってください」

というセリフがあり、

おお、これがキリスト教の原罪意識ってやつだ!

って感動してみたりね(笑)


※参考:
外部リンク→原罪って、なに?




「父と子と精霊の祝福がありますように」

というセリフには、

おお、これが三位一体ってやつだ!

とかね。


※参考:
外部リンク→三位一体



神父様が薄いパンを信者に食べさせる儀式では、

おおそうだ、これは最後の晩餐にもあった聖体拝領の儀式で、カトリック教会しかやらないんだったよなぁとか。

↑ちなみにこれは子供の頃羨ましくて仕方なかったな〜。美味しそうだったし。実際にはあまり味がないと聞いたけれど…





と、このほどかように、神父様の言葉や進行の様子などに触れる事によって、キリスト教(この場合はカトリック教会)の考え方や、仏教との違いなどに改めて気付く経験ができました。なかなか興味深く、面白かったです。


後日、同じくカトリック系の学校に進むお子さんを持つママ友と

「結構(宗教系の行事に参加するのが)はじめてだとびっくりするよね〜」

なんて話していたのですけどね。



日本だと、ガッツリした宗教活動を目の当たりにすると「うわあ」ってヒイちゃう人も多いのかもしれませんが、これを面白い経験と捉えて、宗教研究の一貫としてみてみると、なかなか違う世界が見えてきて面白いと思います。




なんて、儀式に参加しておきながら、「神様」に向き合わず、儀式様式の違いや儀式における宗教的な価値観の反映など、私にとって身近な仏教との「宗教比較」ばかりに関心がいってしまった罰当たりな私でしたがσ(^^;
(神様仏様ごめんなさい…)

でもさ。
文化や宗教は、「比較」すると違いが明確に見えてくる。

こういった違いに着目して、それぞれの宗教を理解する事って大事だと思うの〜。

宗教って、実はそれぞれの文化の基本となる価値観であり、キリスト教と仏教の違いが見えてくると、西洋文化と東洋文化の違いも見えてきたりしますからね。




宗教間の争いが増えている今こそ、異文化、異教徒の立場からの相互の宗教理解、文化理解こそが大事になるのではないかと思います。




。。。


以前、キリスト教の価値観を一部説明する漫画を描いた事もありますが(^^ゞ

0301_2.jpg


過去記事→「ニュースそれってど〜いうこと!?第16回」

キリスト教(ローマ・カトリック教会)における聖人の認定について話題にしました♪




キリスト教を知れば、歴史にもつながり、哲学にもつながり、なかなか面白く世界が広がるんじゃないかな〜、なんて思います。




そうそう、日本になぜカトリック系の学校が多いかということも、
古くはルターの宗教改革からはじまり、
カトリック教会がプロテスタント勢への巻き返しをはかるために、大航海時代という時代性も後押しし、世界中への布教活動を広げることとなり、
やがて日本にフランシスコ・ザビエル到来…ということにも繋がるのですよね。

つまりは、
カトリック教会の精神性、そして日本と西洋との繋がり、歴史。
そういったところにもおよぶので、やっぱり面白いなぁ。

歴史って、やっぱり繋がってるんですねー!


子供が学校を通じて、キリスト教の精神性や「神様」にもお世話になることになるのだとしたら、親として、そういう歴史の勉強をするのもやぶさかではないと思うのです(笑)




。。。。

宗教と歴史の関わりについて、おすすめの本はこちら!
良かったらどうぞ〜。


世界の歴史の繋がり、激面白い。目から鱗ポロポロ。超おすすめ。何度も読んだ!






高校生くらいの時に出会って以来、大事に手元にあります、何度も読んでます。なんといってもドレの絵が素晴らしすぎるから…。絵本として読んでも面白い!


聖書とはちょっと離れるけどドレ繋がりで。ダンテの新曲。



日本におけるキリスト教を通じての西洋文化との繋がり。名作。



絵画におけるキリスト教。この解説がシュールで傍観者的で好みなのです(笑) このシリーズお気に入り〜



キリスト教とユダヤ教のちがいは私はこの本から学びました。小説だけどかなり綿密な取材に基づいて書かれており、中世の宗教事情、医療事情も良くわかる。3部作だけど私はこの1部が一番お気に入りです。何度読んだか忘れたくらい大好きな小説。






宗教を理解する事で、宗教が関わる色んな事への関係が見えてくる。

ついでにいうと、
国民のほとんどが仏教徒でありながら、キリスト教学校への進学者も多いという。
神仏混淆からはじまり、平気で異宗教との共存を許す、日本のこういう多面性も好きですね(笑)
(いい加減とも言う…)

異文化、異宗教を学ぶ機会!大事にしたいです。




。。。



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