大学時代の恩師がお亡くなりになりました。
太田正孝氏死去(早稲田大教授・国際マーケティングマネジメント):時事ドットコム @jijicomさんから
65歳。まだまだお若くお元気だったのに。
先輩を通じて訃報を聞いたときは、あまりのことに茫然自失になってしまいました。。
私は当時、異文化比較に興味があり、
国際間の商取引について研究する、太田先生の「国際ビジネスとコミュニケーション」というゼミを専攻していました
出来て数年目の若いゼミでしたが、専門柄、留学生や帰国子女が沢山集まっていて、和気あいあいと楽しいゼミでした。
当時から先生は物腰柔らかく、ダンディで、人望厚く、
そのお人柄で、沢山の生徒に慕われていた記憶があります。
卒業生は、商社に就職したり、MBAを取ったり、外国企業に就職したり、バリバリのグローバルなビジネスパーソンになる人が多かったのですが
私は一度は企業に就職したものの、イラストレーターなどという全く毛色の違う職業を目指して飛び出して、
その事を大学に行った折り、先生にご報告したら、目を丸くして驚いていらしたっけ。
そうそう、
以前漫画にも描きましたが、、
就職が決まったものの、単位がギリギリで、卒業できないかも!というヤバメの私を助けて下さったのも、太田先生でした。
(太田先生でなかったら、卒業できてなかったかも。💦)
そんな落ちこぼれの私でしたが、2年前、久しぶりに同窓会でお会いした際に、
私の本をお渡ししたら喜んでくださって、、
でも、それが最後になってしまいました。
昨日、葬儀に参列してきました。
お寺のお堂に入りきれないくらい、国内外から沢山の弔問客がいらっしゃっていました。

。。。。
<新鐘72より抜粋>
Extra Bits ~もっと知りたい知識のヒント~
異文化を尊重する キャパシティーを持とう
太田先生の専門は、国際ビジネスである。なかでも、企業が国境や文化などの境界を越えて、どのように組織を運営していくかという、異文化マネジメントに力点を置いている。異文化マネジメントは、文化的背景の違う人々が働く組織で起こる問題にどのように対処するかという視点の、比較的新しい学問である。財務やテクノロジーだけでは語れない企業の問題を分析する要素として、文化の違いに注目する。
先生が好きな言葉の一つに、「外国語を知らぬ者は、自国語すら知らぬのだ」というゲーテの言葉がある。言語に限らず、異文化を知ることで自国の文化を客観的にとらえることができ、当たり前だと思っていたことが、違って見えてくることがある。例えば、インドネシア語には時制がない。昨日や今日などの時を表わす副詞を付けることで、いつのことか判断するのだそうだ。「しゃべる言葉によって、見ている世界が違っているのです」と太田先生。
合併でなくても、今後、外国人や文化背景の違う人と働く機会は増えるだろう。文化摩擦に悩んだ時は、多様性を認め、かつそれぞれの長所を生かしながら統合するマネジメントが二十一世紀の企業には求められている。
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https://www.waseda.jp/student/shinsho/html/72/7239.html。。。。
そう、太田先生は、
「異文化を知り、自分のキャパシティーを広げ、自己を俯瞰して、相互理解を深めることが大事」
と常に仰っておられた。
私も、その考え方にとても影響を受け、
留学もしてないし帰国子女でもないんですけど(笑)
色んな国の学生に色んな話を聞きつつ、学生時代を過ごしました。
それが今の私につながっているのだと思います。
人って、出会いで変わる。
太田先生にご縁を頂き、教えを受けたことで、開けた道が沢山ありました。
出会いと、教えに感謝して、
私も後悔のないよう、積極的に生きて行きたいな。
先生が編した、カルロス・ゴーン氏の本。
「ビジネス」の知恵は、「人生」の知恵にも通じると思う!!
そう考えると、主婦が読んでも面白いと思うのね〜
先生を偲んで読んでおこうかな…
。。。
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