さて、今回は、満を持してw タロウが今
ドはまりな絵本をご紹介します。
- 科学キャラクター図鑑 周期表―ゆかいな元素たち/サイモン・バシャー

- ¥1,680
- Amazon.co.jp
(商品説明/アマゾンより抜粋)
科学の世界をキャラクターで楽しく学ぼう!
周期表の縦の列は科学的に似た性質を持つ仲間が並んでいる。
本書は、性質が似ている縦のグループごとに、その元素の個性(キャラクター)を紹介。
でもなかには、はみ出し者も登場する。例えば「アインスタイニウム」や「メンデレビウム」。
そのユニークな名前に負けないキャラクーたち。ぜひ、お気に入りのキャラクターをみつけてほしい。
これは、早い話が、元素たちの
キャラクター図鑑です!
アマゾンをうろうろ周回していて、たまたま見つけたこの本ですが。
そうそう、こんな絵本を探してたのよー!と。ぽちっと衝動買いをしてしまいました。
キャラクター図鑑ってのは、面白いもんなんですよね。ポケモン図鑑しかり。
面白いキャラ表として全ての元素を、周期表を覚えられたら、きっと世界はずっと広がるはず。面白いだろうなーと思って購入したのですが、まさにその期待通りの本でした。
絵本を開くと、ユニークな姿形をした元素たちが、自分たちの言葉で(元素の立場で?)、自らの性格を語っています。
たとえば…
マンガン「わたしは、固くてくだけやすい性格なんだ」炭素「あなたがあたりを見回せば、わたしはどこにでもいる。まるで忍者みたいに」アルゴン「うまついてのなまけもので、いつものろのろしている私」それぞれの姿も、性格を反映している形をしています。
たとえば、電球のフィラメントに使われる
タングステンは、電球がくっついていてグルグル渦をまくフィラメントをモチーフとしていたり。
放電する光が明るく赤い
ネオンは、確かにそれっぽい姿をしていたり。
風船の中に入れるガスとして使われる
ヘリウムは、風船の形をしていたり。
すごく
視覚的で、分かりやすいのです。
タロウはこの絵本を見ながら、「なにこれ!なんでこんな形ー(ゲラゲラ)」とか反応しつつ、どっぷりとこの絵本の世界にハマっている様子です。

「お母さん、知ってる? プルトニウムはねー、準惑星プルート、冥王星の名前からとったんだよ」
「水素はねー、電子がいっこしかなくて、宇宙で初めてできた元素なんだよ」
「ベリリウムはねー、恐ろしいんだよ。体にちょっとでも入ると、ベリリウム中毒になってしまうんだよ」
って、すっかりウンチク小僧になってるし;

「で、お母さん。
中毒ってなに?」
ガクッとまぁ、そんな感じで。
全部の意味が分かっているかというと全くもってそうでもなく、まずは
自分の理解できる文章だけを拾い読みし、繰り返し繰り返し読みながら、
文章そのものを丸暗記してるっぽいです。
それで、その文章を自分の中で
反芻(はんすう)しながら、あとで私にぽつり、ぽつりと分からない単語を(突然)聞いてくる、という具合。
しかしタロウのこの絵本へのハマりっぷりは、半端ではなく。
最近は、二言目には「元素話」をしています。
大人を見ると、すぐに「ウンチク元素話」をしたがるし、果てには訳の分からん「元素クイズ」まで。(その魔の手は
幼稚園の先生まで及んでいたw)
お出かけするときは必ずリュックの中にこの絵本をいれてます。
絵本の「オマケ」に、プラスティック製のしおりが付いていたのですが(「マンガン」のキャラクターが描かれている)、これは彼の宝物になった様子です。
しかし、面白いなと思ったのは、大人にとって【周期表】【元素】といえば、「スイヘーリーベー」でおなじみの、
水素、ヘリウム、リチウム、ベリリウム、あたりの原子番号が若いあたりの元素がメジャーな感じであると思うのですが。
まぁ確かにそのあたりの元素は、試験にも良く出るし、化学反応式にもよく使われるという意味で、その辺さえ覚えておけば、とりあえず(試験なんかは)あまり支障がない…のでしょうけれどもね。
でも、
子供の場合は違うんですね。
元素番号が大きかろうが、小さかろうが、メジャーな元素であろうがなかろうが、
等しく興味の対象なんです。
いやむしろ、
メジャーでないレア元素のほうに興味がいくというか。
タロウの場合は、一番のお気に入りは
超アクチノイド元素。
ランタノイド、
アクチノイド元素あたりもお気に入りです。
そのあたりの元素たちの名前がペーラペーラと、タロウの口から出てくるので。理数知識なら負けないつもりのダンナもタジタジです(笑)
しかも、超アクチノイド元素は最近発見されたもの、名前が確定されたものも多いので、ダンナの勉強していた頃の教科書には載っていないものもあったりして。

「えーオレそれ知らないよ。お父さんの勉強してたころの教科書には載ってなかった!」
などと言うと、ほんとに嬉しそうに、

「えーお父さん、知らないのー!? ぼく知ってるよ!」
と勝ち誇っていましたw
この、「自分の知識で大人を負かす事ができた」というのは、やはり子供に取って嬉しいものみたいですね。
ま、だからといって応用的思考が出来る訳でもなく、本からのウケウリ知識なんだけどー

ただ、そうやって元素の名前が頭にインプットされることで、たとえば他の科学の話…宇宙の話、化学の話などを聞くときも、「あ、それ知ってる!」と、
心のアンテナがピピピっと立つのではないかなと。
そんなことを期待しています。
しばらくは、この「ゆかいな元素たち」の世界をどっぷりと楽しんでもらえればと。
。。。
ちなみに、ここ数ヶ月というもの、タロウの就寝前の「読み聞かせ絵本」もコレなのであります。
元素記号とか密度とか融点とか沸点とか、数字ばっか延々読まされる私。

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