やっぱりコレが、子供にとってはキングオブ雑草ではないのかと。
セイヨウタンポポ!
色が黄色で目立つし、花は可愛いし。
なにより、綿毛「ふーっ」は、幼児はみーんな大好き!と言っても過言ではないっ。
多分。
でも、この「ふーっ」ていうの、実はコツがいるんですよね。
ハナなんかは最初慣れずに、綿帽子に口を近づけすぎてヨダレと綿毛でベトベトになってました。

(綿毛って口に付くのよねー)
うまく「ふーっ」が出来ないときは、綿帽子のタンポポを抜いて、ぶんぶん振り回しても結構、飛びます。
このやり方は、子供には結構ウケるみたい。 (目の前で私がやると必ずまねされる)
綿帽子タンポポって、デザインとしてもすごく可愛いなーと。
タンポポをモチーフとしたデザインも色々とありそうですが、私は長谷川潔の銅版画を連想します。
- 銅版画家長谷川潔 作品のひみつ/横浜美術館

- ¥2,300
- Amazon.co.jp
長谷川潔作品…好きです。じっと見ているとその静謐さに引き込まれます
自然物の造形って、素敵ですね。
花や虫や草木も、しみじみと観察すると、しみじみとその美しさに心打たれます。
生物の生きる知恵が詰まっている。まさにデザインの原点かなーって…
タンポポであれば、綿毛ひとつとってみても、その機能性とか。
特にあのパラシュート機能!
どうしてあのタンポポ綿毛がフワフワ遠くまで飛べるかというと、あの軽さと、あの形、ほどよい種の重さ。
すべてが集約して、あの「パラシュート」が実現するわけですよね。
しかも、綿帽子には、その綿毛が完全な「球」の状態でずらっと付いている。
それはつまり、あのパラシュート型の種にとって、一番効率的な配置であるんですよね。
うーんスゴイ。
生命の進化の結果、それが知恵として現れるのかなとも思いますが、その形が、結果的にタンポポの造形的な「美しさ」にも繋がるのかなぁ。
なんて、しみじみ感動しちゃったりして。
さて、セイヨウタンポポ、「セイヨウ」と名のつく通り、外来種なのですね。
都会周辺ではほとんどのタンポポがセイヨウタンポポであるらしいですが(ウチのまわりも多分ほとんどがセイヨウ)、もし在来種のニホンタンポポと見分けたければ、花の下の顎(ガク)を見れば分かるのだそうな。

ココが、反り返っていたら外来種のセイヨウタンポポ、ギュッと閉じていたら在来種のニホンタンポポ。
でも最近は雑種も増えていて、純粋のニホンタンポポは見分けるのが難しくなってきているそうな…
(じゃぁ顎を見てもわかんないじゃん!ってツッコミは置いておく)ちなみにセイヨウタンポポは、単為生殖、つまり他のタンポポから花粉を受粉しなくても単独で種ができちゃうんですって。
つまり、繁殖に厳しい僻地で(コンクリートジャングルで?)一本だけ花が咲いても、そこで種ができて、ばーっと種を飛ばして仲間を増やせると。
繁殖が一本で出来て、しかも綿毛のパラシュート機能で、機動力もあるとくりゃぁ!
そりゃーセイヨウタンポポ、繁栄もしますがなアナタ(笑)
そうそう、タンポポが綿毛を飛ばして子孫を繁栄させるというイメージになぞらえ、今度ISS国際宇宙ステーションでは
「タンポポ計画」 なる実験も展開されるそうですヨ。

この計画では、国際宇宙ステーションに採集装置を取り付けて、宇宙に舞う微生物や宇宙塵、有機物を採集して調べるんですって。
同時に、微生物や有機物を宇宙空間にバラまいて、それがどんな風になるのか調べるんですって。
果たして、タンポポの綿毛が長い距離を旅するように、宇宙を旅する生命が存在するのかどうか…
たとえば微生物は、過酷な環境でも生命を維持できるらしいですが(但し冬眠状態で)、はたして宇宙空間でも耐えられるのかどうか。
生命の起源は未だ謎につつまれていますが、命の始まりとなる有機化合物は、宇宙からやってきたモノである可能性はあるのかどうか。
それとも地球の中でオリジナルに作られたものであるかどうか。
宇宙から生命の源がやってきた可能性がある場合、そしたら、生命は地球だけでなく、他の星でも誕生する可能性もあるわけですね!?
うーん、ワクワクしますね。
うまくいけば、来年あたりに実験が開始できるとか。
実験の行く末が気になるところです。
と、このほどかように宇宙実験計画の名称ともなったタンポポ。
やはりその生命力、その造形美が人間に認められた故なのかな、という気もします。
…だって、生命力と繁殖力だったら、カビやウィルスだって、同じように強い繁殖力を持つし、子孫繁栄させる能力だって負けてはいないハズなんですが。
宇宙実験計画の名称にはならなさそうですね!?
「カビ計画」
…美しくない。
いやいっそ
「カビルンルン計画」
…なんか、バイキンマンの陰謀みたいだ…
比べると、タンポポがどれだけ一般的で、良いイメージがあるかっつーことですね(笑)
閑話休題。
あと、タンポポはハーブとしても昔からつかわれており、根から作るタンポポコーヒーなんかは有名ですね。
利尿作用があり、肝臓にも良いのだそうで。
- たんぽぽコーヒー(たんぽぽ根100%) 3g*30包

- ¥1,680
- 楽天
※モバイル非対応
ノンカフェインなので、私も妊娠時代はお世話になったなーと。
ただ、母乳に良いとも言われていますが、こちらはきちんと実証はされていないらしいので、過信は禁物かも。
そうそう、葉はサラダにもつかわれますね。
以前食べた事ありますが、ちょっと苦みがあって美味しいです。
- 若葉はサラダにどうぞ!根はコーヒーの代用に!【輸入種子】ダンデライオン(食用たんぽぽ)の種【1...

- ¥262
- 楽天
※モバイル非対応
道ばたのタンポポを摘んで食べる勇気は私にはありませんが…
種から育てる、というのはアリかもしれないなぁ(育てやすそう)
。。。
タンポポひとつで、結構話題が広がったなーw
これも「雑草王者」タンポポのなせる技か!?

クリックしてくださいませ。
携帯の方は こちら をクリック!
スポンサーサイト