ここ半年ほど、タロウの「バイブル」であったこの本。
- 科学キャラクター図鑑 周期表―ゆかいな元素たち/サイモン・バシャー

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毎日毎日飽きもせず暇があればこの本を読み続け、
夜の読み聞かせタイムに彼がチョイスする本も、毎日コレ。
「ヘリウム…密度は0.1785g/L、融点は-272.2度、沸点は-268.934度…」
楽しい? ねぇ楽しいの?本のフレーズをそのまま暗記するほどの読み込みっぷりでした。
「あのねぇお母さん。塩素というのはね、緑色の殺人マシーンで化学兵器にも使われていたんだよ!でもほんのすこし水道に入るだけで、コレラ菌やチフス菌などから人々をまもってきたんだよ。金はね、世界で一番少なくて一番値段が高い金属じゃないんだよ。でも世界中で一番欲しがられている金属だよ」
ああ…タロウの後ろにあの本が見える…
このほどかように、ものすごく好評だったので。
そろそろ、次の本も買ってあげてもよいかなーと…。同シリーズのこの本を購入してみました。
- 生物学―生命ってすごい! (科学キャラクター図鑑)/ダン グリーン

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装丁がほぼ同じで、前作と同じイラストレーターのサイモン・バシャー氏がキャラクターを描いているということもあり、タロウはこの本を渡した瞬間から、ものすごいキラキラの目


で食いついてくれました。
この本では「生命学」という幅広いジャンルの話を、4つの章に分け、それぞれのジャンルでキャラクターたちが自分のことを語っています。
1)体をつくる基本の単位
「細胞」「ミトコンドリア」「DNA」「RNA」「リボゾーム」「酵素」
2)地球に生きる仲間たち
「ウイルス」「細菌」「原生生物」「菌類」「節足動物」「両生類」「魚類」「は虫類」「ほ乳類」など
3)体の部品たち:ヒト
「心臓」「赤血球」「T細胞」「骨格」「筋肉」「脳」「舌」「精子」「卵」「幹細胞」「皮膚」など
4)体の部品たち:植物
「植物細胞」「クロロフィル」「葉」「根」「花」「花粉」「種子」「果実」など
この、それぞれのテーマで分かりやすい事柄をキャラ立ちさせ、分かりやすい言葉でその言葉で語らせる…というのは、確かにこれまでにない秀逸な手法だと思います!
たとえば。(本文より引用)
「細胞」
あなたの体は隅から隅までぼくでできていて、ぼくはあなたそのもの!すべてをあなたにささげているよ。だって、ひとりでは生きていけないから。あなたが動いたり、食べたり、考えたり、感じたりできるのは、何百万のぼくたちが力をあわせて働いているからだ。必要なら、あなたのために死んだっていい。(中略)みんなをあっといわせる離れ技は、自分をふたつにわって、ぼく自身とまったく同じ働きをするコピーをつくること。こうやって、ほんの数百種類しかない細胞から、あなたの体をつくりあげているんだ。「ミトコンドリア」
私たちはやる気満々、いつも全力で働いている!細胞の中の機械を操るチーフ・エンジニアよ。食べ物を燃やして、ATPというすばらしい燃料をつくっているの。細胞を元気づけるときには、ATPを粉々にくだいてやるわ。そうすると、生命のもとのエネルギーがぱっと放たれる。モッタイナイの精神で、残った破片はリサイクルして新しいATPにもどすのよ。こんな風な調子で、専門的な話も分かりやすく噛み砕いてた「お話」にしたててあり、すっごーく、とっつきやすいんですよね。
タロウも早速、この本の魅力に魅了されたようで。
この本を与えてからというもの、ヒマさえあればこの本を開き、しばらくは取り憑かれたように読み続けていました。

興味をもつとスポンジで水を吸うように、知識を吸収するのが子供のすごいところ。
あっというまに色々な知識を吸収したようです。
そして早速お友達のママをつかまえては、新しく仕入れたウンチクを語るの図。
「ねぇあのねぇ、植物の葉っぱがなぜ緑色をしているのか知ってる?それはね、葉のなかにある葉緑体が、赤と青の光を吸収して、緑の光を跳ね返すんだよ。それで、秋になると植物の多くはそれをお払い箱にして、葉っぱが黄金色になるというわけ」

ああ・・・アナタの背後にあの本が見える…アゲイン
「お払い箱」とかいうフレーズも本そのまま。意味わかって使ってる?お友達ママには、「タロウくん、すごいねー」と言って貰えて、ますますチョーシづいてますw
彼は最近、そういう褒め言葉を貰うことで自信をつけ、ますます知識欲が加速されてるかんじです。
ウンチク君が、自分のウンチクを語って女の子に感心してもらえることで、ますますチョーシこいてウンチク君に成長してく、の図。
(タンジュンだね、君…)今は頭でっかちなウンチク君ですが、「知る」事は、「考える」事の入り口でもあると思うので。
知識を積み重なることで、これを「考える力」として昇華してくれることを願っています。
「生物学」の知識は、早速彼のお絵描きにも反映してました。

。。。
最近マイブームだった「ウイルス」についても触れられていました。
最近はだんだんと、点と点の知識が繋がって線になりつつあるところが嬉しいです。

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