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人から嫌な事を言われたとき、どう対応するかっていう話

あるときのことです。
タロウがこんなことをポツリと言い出しました。


お母さん、火って何から出来ているの?
「ぼくさー、幼稚園のときさー。バカにされたことあるんだよね」

お母さん、火って何から出来ているの?
「ええ、バカにされちゃったの!? だれに?」

お母さん、火って何から出来ているの?
「…誰かは、忘れちゃったけど


がくっ。

と私は少々脱力しちゃいましたが、彼は続けました


お母さん、火って何から出来ているの?
「戦いごっこしてたときにね。ぼく、自分でつくった武器で戦ってたんだけど、『そんなのへん!』って笑われたの」

どうやら、タロウは幼稚園のときも度々自作の工作で遊んでいたようなのですが、それを揶揄されることがあって、それがショックだったらしい、と。




そうかー。
手作り武器、バカにされちゃったかー。
ま、私個人としては

こんなことしてりゃー
お母さん、火って何から出来ているの?


こんな格好してりゃー
お母さん、火って何から出来ているの?

笑われるのも無理もない、って気もするけど(笑)



でもそれは言わず、かわりにこんな事を言ってみました。

お母さん、火って何から出来ているの?
「タロウの作る工作は、お母さんとっても好きよ。とっても素敵だと思う!

イヤなこと言われたら、『そんな事言われるのはイヤだ!』って、その子に伝えてもいいんじゃない?

もしかしたら、タロウが嫌な気持ちになるって気がつかないで、笑っちゃったのかもしれないしね。

でも、タロウの工作は素敵なことは事実なんだから! 気にしないで!

まぁそれはそれとしても、よのなかにはね、いろんなことを言うひとがいるよ。

もし、何か言ってくる人がいたとしても、お母さんだったら気にしないよ。


お母さん、火って何から出来ているの?
「ふーん」

お母さん、火って何から出来ているの?
「お母さんもね、ショックなこと言われたことあるよ」

お母さん、火って何から出来ているの?
「え、そんなことあるの?」


お母さん、火って何から出来ているの?
「うん、あるよー。
今でも覚えてる、一番ショックだったことはね…、お母さん、昔、大学に入学するために大学受験をしたの。
で、合格したから、学校の先生に『合格しました』って言いにいったの。

そしたら、『そんなとこ、たいしたことないね』って言われたんだ。

お母さん、すごくすごく頑張ったからね、先生のその言葉で涙が出るくらい悲しくなってしまったの。
しばらく悲しくてずっと悩んでいたんだけど、でも、そんなことで悲しくなっても仕方ない!って思ってね。

で、忘れることにしたの。



だって、そんな人のそんな言葉で、自分が悲しくなってしまったとしても、その悲しい気持ちのままずっといたら、その時間がもったいないでしょ?
もしショックなことを他人から言われて、それが本当のことで、自分が間違ってたとしたら、いけなかったなー、って思って、悪いところは直さなくちゃいけないと思うけど。
でもそういうことが無かったのなら、そんなイヤなことは忘れて、早く次の楽しいことを考えた方がいいと思うな。

クヨクヨする時間がもったいないよ


タロウは私の思いがけない過去の話に、「へー!」と意外なほど食いついて話を聞いていた様子でした。

彼自身も小学校受験を経験しただけに、「テストで頑張って合格しても先生に褒められなかった」という私の経験談はショッキングな出来事のように聞こえたらしい、です。


ま、彼に話した経験談もね。
「忘れた」ことではあるのですが、未だに私の心の奥底にひっかかっている、心のトゲでもあるのです。
(20年ほど前の出来事ですが、いまだにその時のシチュエーションを、鮮明に覚えているくらいですから)




興味ある方いるかしら?
タロウに語ったついでに、昔語りしてみようかと思います…(長いです)


。。。

私の高校時代を話しますと、あまり良い想い出がありません。

二年生のとき友人関係にトラブルをおこして「くっつく」相手がいなくなり、(特に女の子って、友人グループを抜けると致命的です。依存する相手がいなくなってしまうんですよね)三年生のときは孤独でした。
休み時間のときに、相手をしてくれる人がいなくて、でも同情の目で見られるのが嫌で、トイレの個室に籠って時間をつぶしていたことを思い出します。
私について、色々と噂されていたこともあったみたいだったのですけど。それも聞きたくなかったし、逃げたいという気持ちも大きかった。
多分、プライドだけは高かったんですね、私。

で、学校が楽しくなくなってしまい、「逃げ場」として塾に入り浸るようになりました。
そこで新しい友人をつくり、三年生最後のあたりはほとんど学校に寄り付かない状態でした。
(でも卒業できなくなると困るので出席日数は計算して休んでましたw←この辺計算高い)

学校が苦痛で苦痛で仕方なくて、卒業式の当日の日、別れを惜しむクラスメイト達を後にして一人トットと自転車で家に帰り、通学用のスニーカーをゴミ箱に投げ入れて「終わったーーー!!」と叫んだことを思い出します(笑)

地元を出たくて出たくて、仕方が無かったのですが、父親が認めた大学でないと東京に出して一人暮らしをさせてはもらえない、という約束だったので。
現役時代には残念ながら合格を勝ち取れませんでしたが、浪人を許してもらい、頑張って勉強して志望校に(なんとか)合格しました。

東京の大学にいって、一人暮らしをして。新しい生活をはじめよう!
バラ色の気持ちでした。

で、そんな折。
塾の先生や、仲の良かった塾の仲間達から祝福を貰い、私も調子にのってしまったのでしょうね。
合格通知を持って、あんなにイヤだった高校に行き、先生方に「凱旋」報告をしてしまったのです。
ほとんどの先生は「おめでとう」と言ってくれましたが、内心は複雑な心境だったのかもしれません。私は学校にとっては問題児で、可愛くない生徒でしたから。

その先生は、以前の私の担任でした。
確かに少し斜にかまえた皮肉っぽい物言いの先生でしたが、私は心憎からず思っていました。(だから先生の顔を見て、近寄り、報告しちゃったんですね)

でも、その先生は言いました

先生:「○○大学、合格したんだってね、おめでとう」
私 :「はい!ありがとうございます」
先生:「何学部?」
私 :「商学部です」
先生:「あー、商学部ねー。あの大学では一番簡単なところでしょ。たいしたことないね



!?

!!??

ガーン…ショックでした。たいしたことない!?
一年間、死にものぐるいで勉強して、やっとやっとこの学部で掴んだ合格通知。
(ま、確かに、学部の難易度的にはそんなに高くもないってのは事実だったんですがー(笑))
思わず涙目になってしまいそうだったのをぐっとこらえ、

私 :「ほ…他にも私、△学部も受かってました!
   それに、一番簡単なところは○○学部ですっ!」

震える声でそんな返事をしてしまった、私もオコサマだったんですけどね。
そのまますぐに職員室を去り、涙目で自転車を漕ぎ、『くるんじゃなかった』と後悔しながら自宅に帰ったこと、今でも思い出します。

今ここで改めて書いてみると、なんでそんなことで震えるほどのショックをうけてしまったのかな、って。笑えてしまうのですが。
あの先生も、あの先生一流の皮肉なジョークで返したもしれませんしね。
でもその時は、そんな冷静な受け取り方は出来ませんでした。

所詮私も凡人…タイシタコトナイ…、そんなことを自覚させてくれるには、十分だったわけです。


でも、そんなことをいつまでも気に病んでいても、仕方ないし。ね!?


「そんなことクヨクヨ思い悩んでいたら、貴方が損でしょ? 世の中には酷い人もいるわよ。そんな人には、可哀想な人ねって思えばいいのよ。」

こんなアドバイスをしたのは、私の母でした。

思春期だった私には、
そんな損得で考えるような人間はキタナイ!
損とか得とかで考えるのは嫌!なんて反発もしたのですが。

でも今思うと、母のアドバイスも一理あったなぁと思います。
人間を損得で切り分けるのはどうかとは思いますが、母は母なりの人生経験で、私への愛情ゆえに、そんな言葉をかけてくれたのかなと。

時がたって自分自身が子供をもち、私も子供に同じような言葉をかけている今、思ったりして。


。。。


世の中には色んな人がいます。
で、時には色んな理由で敵対し、自分を憎み、または何も他意はなく傷つける言葉をぶつけてくる人もいて。

もちろん、学ぶべきところからは学ぶべきだとは思いますが。
でも、一つ一つに傷ついていても仕方が無い。
必要以上にウツになってブルーになって、一番ソンするのは自分、でもあるわけですよね。
「見返したい」「なにくそ」というマイナスのエネルギーを促進剤にして頑張るのも一つのテかもしませんが、いつまでもその事ばかりに拘泥して、酷い言葉をかけた人物を逆恨みするのは健全ではないし、クヨクヨするのは時間のムダです。

だったら、さっさと忘れて次、に進んだほうがいい!

そのスルーの仕方、忘れ方、イヤなことを消化する仕方は人夫々だとは思うし、それはその人の人生で学んで行くことなのだとは思いますが。
そのときに子供の全人格を信じ、支え、成果をともに喜ぶことこそが、親の役目なのかなー、なんて…思ったりもします。

全力で受け止め、全力で信じてくれる人がいてこそ、人は「次」に進めるのかもしれません。

そんなふうに、愛する人を全身でサポートできる親に、母に、妻に、私もなりたいなーなんて思ったりもしている今日このごろであります。



。。。


ともあれ。
私の過去の経験からひとつ確実に言える事は、

受験で頑張って合格を勝ち得た子供に、「たいしたことない」なんて言葉は禁句!

子供は予想以上に傷つくものなんです。
ふてぶてしく見えてもw、子供心って案外にデリケート。
お願いしますね、世の中の先生方!?


。。。



傷ついたぶんだけ人は優しくなれる。
と言いますが、私も人を傷つけることもあるわけで。
いろんなことを思い出すと、後悔する夜もある。
立派な大人になる道、私もまだまだ模索中です。

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ふるまり

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