夏休み前の出来事です。
学校から帰って来たタロウが、玄関を開けるなり
「おかーさーん!スゴイもの拾ったー!」

こんなものを私に見せてきました。

※小指の先くらいの大きさです。

「あのね。○○の道に落ちてたのを見つけたの!スゴイー!?」
どうやら、いつも歩く通学路に落ちていたらしい。
へー、と思ってその石を見せてもらいましたが、フト思いつきまして。

「ちょっと待って。この石、なんて石か調べてみよう!」
と、本棚をゴソゴソしてこんな本を取り出しました
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なんてタイムリーに、タイムリーな図鑑が本棚から出てくるのかっていうとー。
実は、息子がいつか、道ばたで石を拾ってくるというこんな日もあろうかと!見越しまして
前もって購入していたのです。
なんという素晴らしき、母の先見の明。
…というのはウソでー。私がたまたま、最近興味があって。買ってた本なんですよねー。
古本で。しかも、アマゾンのマーケットプレイス(古本市場)で買ったら、出品者の方が超いい人で、
こんなオマケも付けてくれた。
鉱物標本!

「見てー、これ!お母さんの宝物

」
って子供に自慢しながら見せていた矢先だったのです。
(で、「欲しい」とか言われたんだけど「イヤ」と返した、大人げないワタシ)「タロウの石も、なんて石か調べてみようよ」
てことで、親子で図鑑と石をにらめっこして、ああでもないこうでもないと調べてみました。
図鑑のなかでは
「スピネル」という石の写真に、この石が色も模様も似ていたので、コレじゃないかなぁ、と。
「わー、これってスピネルなんだ。宝石ー!」確かにスピネルって宝石の部類にも入るらしくて、
もしかしたら違うかもしれないけど、一応そういうことにしておきましょう!…ロマンだから。(オイ)
ちなみにスピネルは花崗岩などの岩石から期成されるもので、もしかしたらちゃんとしたスピネルではなく
花崗岩のかけらなのかもしれないです。
花崗岩は岩石の一種でして、こちらのほうが可能性が高いのかも。
ともあれ、石には色んな種類があり、調べればそれが分かるのだということが体感できたようで、彼にとって、特別な経験となったようでした。
そしてその数日後。
「おかーさーん!またスゴイの拾ったよー!」

タロウがまた拾ってきた。

これは…お母さんにも一目みてわかったよ。
…
…
ガラスなんじゃないかなぁ…
「ちがうよっ!だって、石と一緒にあったもんっ!地面にあったんだもんっ!」
拾った状況からして「石だ」と類推してしまうところが、コドモなんですけどねぇ
「ガラスじゃないよっ!だって触れるもん!先っぽが尖ってないもんっ!」道に落ちてるガラスといえば、彼の中では「割れガラス」というイメージらしい。
あんまり強固に主張するので重ねて「ちがうよ」と言えなかった私ですが。
多分、水槽の中とかに入れるアクセサリーとかが、落ちていたんじゃないかなぁと思われます。
なかなか、都会の道には、天然の石って落ちていないものなのよねぇ…コンクリートの破片は良く落ちてるんだけどネ
。。。
ここまでの記事を書いてハッと気づきましたが、こういう石って法律的に言えば拾得物、なのかもしれません。
でも、「ただのイシコロ」を交番に届けるというのも、???ですよね…
それはそのときの状況判断次第、ということで。常識判断、ということで。
もし今後拾った石が明らかに貴石であれば、交番に届けますので、ご容赦ください。
。。。
石ころを宝物に思う気持ちって、まさにコドモだなーと思っていましたが。
でもでも鉱物を知れば知るほど、その「コドモごころ」が理解できるような気がします。
大人にも沢山の鉱物収集家がいますが、
その方たちって、子供心を忘れない人たちなのかもしれませんね。

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