実家でこんなのを見つけました。
30ウン年前の、私が小一のときに書いていた「ひとことにっき」!

「ひとことにっき」とは、小学校で毎日つけていた日課のようなもので、週ごとに「もくひょう」をもうけ、それについての反省やふりかえりを毎日付けて、学校の先生と母でコメントを貰う形式でした。
交換日記みたいなものでしょうか…
時が経ち、これを小一の息子と見る感慨といったら。
母が数十年も大事に取っておいたことにも感謝ですが、やっぱりこういうのって、(肝心なものだけでも)取っておくべきだなーと強く思ったことです。
しかし、私の書いた日記をつらつらと見返してみると、

「グラタンが、とっても、おいしかったです」

「つきみだんごとハンバーガーが、ほっぺたがおちるほどおいしかった。」

「ころっけが、おいしかったので、もっとあったらなとおもった。」

「きゅうしょくがみんなすきでよかったなとおもった。」

「きゅうしょくのとき、もっとパンをたべたかったです。」

「こんしゅうのはんせい:月火水木金、がっこうのきゅうしょくをたべられなくて、土よう日もたべられなくて、ざんねんだなとおもいました。」
どんだけ給食好き。小さい頃からいじきたなかったのねー私。
我が子のこと言えないわ。
それからビックリするのは、私の母のコメントの長い事長い事!
コメント欄から超はみだしてます。
おかあさんのひとこと(原文ママ)
けんかをすることは、あんまりよい事でもないと思いますけど自分が正しいと思ったら、けんかしていいのですよ。でもそのあと、すぐなかよくなって、わすれることがだいじだと思います。男の子でよくけんかする人いるでしょう。お母さんそのな男の子とってもかっぱつで、たのしいなあ~と思いますヨ。でもやっぱり、”けんか”っていや~ネ!あとがへんな気持ちになって……。ちゅうしゃは、お母さんもきらいです。でも体のことを思って、がまんしようと思えば、へいきになりますヨ。子供へのコメントだけでなく、先生への「提言」なんかも書いてたりして、まぁ見事な教育ママンぶりが伺えます。
おかあさんのひとこと(原文ママ)
せんせいへ
学校、体育、休職、おそうじと他色々”がんばること”として答も大切な事だと思いますけど、学習と同じくらいの比率でもって”やさしさ””いたわり”が必要じゃないかと思います。がんばり棒一コぬるのに学習態度で1コぬるのとどんな小さい事でもかまわない、人にやさしい気持ちをもった、こんな親切をしてあげたというとき、1コぬる……こんな時の1コは(低学年だからこそ)同じ力があるんだという事、おしえていいのじゃないかと思います。心のやさしさの、やりとりがあって、学習その他の事がスムーズにいくのではないかと思います。先生からは
「他の生徒にも伝えておきます」「すばらしいご提言ありがとうございます」みたいなコメントが書かれてましたけど、ぶっちゃけ先生はやりにくかったんじゃないかしら…(^^;
でもさ。
時が経ち、小学生だった私もそれなりにソーゼツに反抗期を迎え、母とも激しくケンカした思い出なんかもありますが、やはり、根底に親の「一生懸命さ」があったてこそ、何十年もたってジワジワとボディブローのように「やっぱり、有り難かったなー」と思えたかなぁと。
ぶっちゃけウザかったり、母の態度が愚直なだけにバカにしたりしたこともあったけど、確かに母はずっとずっと子育てに一生懸命でした。
(そして父は、そういう一生懸命さはなかったけども、常に私の言葉に耳を傾け、よき理解者となってくれていました)
今振り返ると、そんな誠実な親の愛こそが、子供を根っこで支える土台であったなぁと。
私も色々ね、思春期時代は悪い事したりとか、反発反抗を繰り返してみたりとか、イロイロそれなりにあったのですけど。
ウン十年もたって、私も人の親になった今、あらためて親の愛に感謝している次第です。
しかしですね。
母のコメントで時折
「お父様はまいにち一生懸命、お仕事で
がんばっていらっしゃいますよ。お父様が××
なさっていて、とてもすばらしいなぁとお母さんは思います」
みたいな
すんごい丁寧語で書かれていて、
それを受けたのか私も
「せんせいが、○○と
おっしゃいました」
みたいなコメントをかいていたりして、先生に
「すばらしい言葉をしっていますね」
とハナマルもらってたりもしましたが。
そんな丁寧さ、
今に全然つながってません。
所詮、つ・け・や・き・ば は身に付かないってことですな!( ̄ー ̄;
肝に命じておこう。
。。。
子供は親の姿を見て育つといいます。
私の今の育児も、少なからず母の影響があるのかも。
私から見て両親への批判点はあるし、
まねしようとは全くおもっていませんが、
少なくとも私が親から受けた愛は、子供にも与えていきたいなと。
そうやって愛を受け継いでいきたい。

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