この話の続きです。
児童数検定4級の過去問を開くや、ショックを受けるワタクシ。
こ、これは、
むずかしいっ!!!4級は、「小学生3年生の算数を終了程度の知識が必要」とのことは聞いてましたが。
ごめんなさい、小学生の学習要綱を、私はちっとも把握してなかった。

見てみると、
問題の内容は、まずは3桁の足し算、引き算。
3桁×1桁のかけ算。2桁×2桁のかけ算。
2桁÷1桁の割り算。
30を100倍した数はなんでしょう、という問題。
そして筆算の穴埋め問題。
などなど。
つまり、問題はずっと複雑で、指算数だと数を数えるのも追いつかず、
九九さえできれば解けるってレベルでもなかった訳です。
30を100倍した数はなんでしょう、という問題は、筆算の概念が分かっていないと理解できない問題だし、
筆算の穴埋め問題も同様。
タロウなんか、九九をやっとなんとかマスターし終わった時点で、筆算、ナニソレ?状態。
そんな状態で、このような問題に取り組ませる(ましてやテスト!)なんて、時期尚早もいいとこだった…ってことです。
がしかし、
タロウ本人もこれまで頑張ってきたし、
5級もギリギリ合格したし、もしかしたら、今からこれで勉強したら、4級もギリギリいけるんじゃないか…?
なんて、夢を見てしまったワタシ。

まぁ一応タロウも、算数に関しては、なんだかかなりの?自信があるらしくて。
やる気だけはマンマンにあった訳です。
(ちなみに国語に関してはサッパリこの種の自信が働かないらしく、同じように学校から受験を案内された「漢字検定」は受ける気ナッシング…。よってパスしてます)てなことで、過去問を説きながら、
対策勉強のはじまり。
2桁のかけ算の筆算を教え、割り算を教え、単位の変換を教え、
いきなり
倍速の勉強がはじまりました。
タロウも、最初の頃はかなり意欲的で、どんどん吸収はしてくれたのですが。
(筆算あたりまでは、なんとか理解はできたようです)
しかし、倍速勉強は、促成栽培は、やはり無理があった。
タロウの思考が、みるみる停止していくのが、手に取るように分かりましてねー…

そんな彼に、私もイライラしちゃって。

抑えても、抑えても沸き上がってきてしまう、イライラの感情。
なんで、そんなところでグズグズしてるの。早く、理解してちょーだいっ!早く理解しないと、ここをクリアして次のステップにいかないと、テストに間に合わないじゃないっ!!!声には出さなかったけれど、
多分、その時の私の心を占めていたのは、こんな気持ちだったような…
問題の前で、停止しているタロウの後ろで、
イライライライライライライライライライライラ
イライラマックス!!!
「…だからね、コレがこうで、コレがこうこうなってて、コレがこうってさっき教えたでしょ。理解してるの!?」
つい解説する声にもイライラがにじみでてしまって、

「…わかんないーー」
彼もついに涙声になってしまった。
この日はたまたま土日で、ちょうどそこに居合わせたダンナが

「お母さん!そんなにイライラしないの。タロウは十分頑張ってるよ!」
ってフォローするくらい。
(いつもは厳しいダンナが、子供のフォローをするなんて…!いつもと逆じゃーないか)それくらい、私、イライラでテンパってしまいました。
ダメだ。
今、私、ダメだ。
焦りで、なんか、おかしくなってる。で、

「もういいよ。これ、今のタロウには無理だった。やめよっ!」と切り出したのですが、これも彼にとっては私の「怒り」に聞こえてしまったようで、

彼のフリーズした表情に、またシマッタ!と思ったのでした。
ごめんね。
そんな言い方をしてしまって、お母さん、ズルかったね。
私は、要らぬ期待を息子によせてしまって、しかし壁にぶちあたり、
その壁に、一人で焦って、一人で怒ってしまっていたのです。
親が勝手に期待をよせて、勝手に失望することほど、子供にとって迷惑な話はない。お母さん、深く深く反省しました。ごめんね。
で、問題の過去問プリントは脇に押しやり、いつものドリルを始めました。
こちらは一つもひっかかることなく、スイスイスイスイーーーっと楽勝(笑)
そんな彼の横で、私は気を持たせるつもりで

「こっちは、カンタンだねー。
これまで難しい問題やってたから、余計に、コッチの問題が赤ちゃんの問題みたいにカンタンにみえちゃうねー」
と言ってみたところ

アナタのその単純さに、お母さんは救われてますよホント。。。
ママ友に言われた言葉。
「文部省の学習指導要綱は良く考えられてるんだよ、ダテじゃない」
ってこと。そのとおりだなと、思いました。
勇み足は良い事なし。
先取り勉強は、楽しいうちは良いけれど、苦痛になったらやめるべし!でした。ホント。

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