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「自分で調べなさい」は言いません

前の記事 の続き。

ま、そんなこんなで、「元素/周期表」や、科学知識プロデュース、科学館通い。そして「理科読」。
私のシュミということもあって、マニアック路線を突っ走っておりますがー。

理科読をはじめよう――子どものふしぎ心を育てる12のカギ/著者不明
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↑この本、おもしろかったですよ。
昨今子供の「理科離れ」が言われて久しいですが、「理科」的な視点というのは、確かにこどもの心を育てるし、人生を豊かにするとおもうのですよね。



もう一つ、そういえば私は意識的に心がけていることがあったなぁ、と思い出しました。

それは、「好きでやってる知識の習得」に限っては、それを強制しない、ということ。

元素や周期表の知識、たとえば他の理科的な知識、タロウが最近興味を持っていた算数の図形の知識、などなど。

なぜなら、前の記事でも言ったけど、それは娯楽でやっているのだから!


あくまでも、今やっている知識の習得は娯楽であり、義務にしてはいけない、ということ。
なぜなら、義務にすると、とたんにそれはツマラナイものになってしまうという意識があるからです。


だからね。
たとえば、子供が何か質問を振って来たとしても、

「自分で調べなさい!」
というセリフは、けして言わないようにしています。

なぜか。
一番悪いのは、そのセリフが、「めんどくさい質問を追い払うニュアンス」になってしまうことです。


(ただし、それが「学校の勉強」「宿題」「毎日の課題ドリル」の場合は別です。自分でやりなさーい!と強制します。なぜならそれは「課題=義務」だから。義務の勉強は、自分でするべきものだからです。
「やりなさい!」と強制しないのは、あくまでも「娯楽としての知識習得」のときに限ります。
でも、往々にして「義務」の勉強も、楽しい要素を多々含んでいることもあるので。
そういうときは「あ、これ、面白そうだね。遊びみたいじゃーん♪」って声をかけたりもします。そうすると、子供もがぜんやる気になるみたい)


ともあれ。
こっちが、「調べもの」をめんどうくさくなってしまったら、子供だってめんどうくさくなってしまいますよねー。

だから、子供から何か質問が振られて来たとき。
その質問の答えが分かっていれば、私は即座に教えてあげます。


出し惜しみはしない!(笑) 

もしわからなければ、一緒に不思議がって、私なりの推測をいくつかたて、子供といっしょにケンケンゴウゴウしてみる。

辞典や図鑑で調べれば分かるような知識であれば、一緒に調べてみて、

「あ、やっぱり○○だったね、お母さんの予想通り♪」

「あ、ちがってたー、××だった!お母さんの記憶が間違ってた!!」

なんて言いあって、楽しんでみる。そういうことを心がけています。




もう一つ、心がけていること。
「自分で調べなさい」は言わないけど、知識の張り合いはする(笑)


あ、これ、子供に披露したら面白がってくれそうだなー、って話を日常の中で拾っておいて、
それを食卓で披露するんですね。

「ねー、知ってた? ○○って、××なんだって!おもしろいよね」


また、以前質問されて分からなくて保留していた話を、私が一人で調べておいて、それを教えてあげたりもします。

「ねぇ、この間、××って何だろうって言ってたじゃない。あれ調べてみたんだけどさ。○○らしいよ」


そうすると、子供たちもヘーホーフーンと面白がってくれて、
そして私が得意がると(笑)

この行程が、楽しいんだ!!



そのうちに子供たちも、子供なりに仕入れている知識を披露してきたりもするわけですね。
私が間違ったことを言うと、それを訂正してきたり。


だからね、私の個人的確信では、「調べなさい」って言わなくても、大丈夫なんです。

子供は、「知識」に対する、主体的な好奇心、または競争心があれば、自分が不思議に思ったことは、勝手に色々な本を広げて調べるようになります。

そういうときには、私もおおいに感心し、すごいねー!と褒めたたえます。


でも、明らかに間違った知識を言ってくるときは、

「それ、違うでしょう!?どこに書いてあったのむかっ

と詰め寄ることもしばしば。
「なんとなく、~だったような気がする」って言う事もあるのですが、そういうのは、流さない。許しません(笑)

「参照文献」「ニュースソース」の信憑性、というところにも言及します。


そういう事を繰り返していると、会話が活気づくんですよね。
教育とか、家庭学習がうんぬんとか言うよりも、何よりも、面白いし、楽しい。


最近は、知識でタロウにかなわなくなる分野も出て来たりして、うーんと唸らされることも度々ありますが。
「じゃぁ、なんでそうだと思うの?」「どうしてだろうね?」
と振ると、案外分かってなかったりもするんですよね。
そこで私が自説を披露したり、タロウが負けずに別の事を話し出したりとか。。

ま、ハタから見るとシッチャカメッチャカで議論にすらなってないような気もしますがw
ケンケンゴウゴウ、楽しんでいます。

まだまだ、タロウの「理論」は幼稚で、子供じみたものもあるのだけれども、時折ハッとするような核心をついた解決法を考えついたりもして、感心することも多々。

そういう会話を、親子で出来る限り、楽しみたいなぁと。思っているのです。




理科だけに限らず、政治や社会問題、漫画やオタク的な話でもなんでもいいのですが、
色々なことを「なぜだろう」って考えてほしい。

自分なりの意見を考え、それを披露し、喧々囂々話し合えるような。
家庭では、そんな「場所」作りをしていきたいなーーと。思っているのでありますよ。

続きます。

。。。


こないだの食卓の話題。
立体駐車場の素材がタングステン(元素記号W)だってタロウが主張して
(タングステンは融点沸点が一番高いから、丈夫だという理由)
ケンケンガクガクしちゃいました…
正解は、「鉄に亜鉛メッキをほどこす」です。
鉄+亜鉛メッキは錆に強く安価なので、
よく工業用で使われる素材なのですね。
タングステンという元素は、融点が高いので
電球のフィラメントに良く使われています!

お母さん、火って何から出来ているの?
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プロフィール

ふるまり

Author:ふるまり
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